猫の下部尿路疾患(FLUTD)症状と対策|頻尿・血尿を見逃さないために

猫の下部尿路疾患(FLUTD)とは?

猫の下部尿路疾患(FLUTD:Feline Lower Urinary Tract Disease)は、膀胱・尿道に関わるさまざまな病気の総称です。猫に非常に多く見られ、特に室内飼いの去勢雄猫で発症リスクが高まります。早期発見・早期治療が重要です。

見逃せない症状チェックリスト

  • トイレに何度も行くのにおしっこが少量しか出ない
  • トイレ以外の場所で排尿する
  • 排尿時に鳴く・痛そうにする
  • 尿に血が混じる(血尿)
  • 陰部を頻繁に舐める
  • 元気がない・食欲がない
  • おなかを触ると嫌がる

緊急サイン:12時間以上おしっこが出ていない場合は尿道閉塞の可能性があり、命に関わります。すぐに動物病院へ。

主な原因・疾患の種類

1. 特発性膀胱炎(FIC)

FLUTDの最多原因(約60〜70%)。ストレスが大きく関与していると考えられています。

2. 尿路結石(ストルバイト・シュウ酸カルシウム)

ミネラルが結晶化して膀胱や尿道を刺激・閉塞します。食事管理が予防の鍵です。

3. 細菌性膀胱炎

若い猫では少ないですが、高齢猫や免疫低下時に増加します。

4. 尿道栓子

粘液・結晶・細胞の混合物が尿道を塞ぐもの。雄猫に多く緊急対応が必要です。

治療法

  • 尿道閉塞:カテーテルで尿を排出(入院治療)
  • 膀胱炎:抗菌薬・消炎鎮痛剤・フェロモン製品
  • 結石:療法食・水分摂取増加・外科手術(難溶性の場合)
  • ストレス性:環境改善・抗不安薬

自宅でできる予防策5つ

  1. 水をたくさん飲ませる:ウェットフードの利用、流れる水が好きな猫にはウォーターファウンテン
  2. 適切な食事管理:獣医師推奨の療法食や一般食を適量に
  3. トイレを清潔に保つ:猫の数+1個のトイレを用意し毎日掃除
  4. ストレスを減らす:隠れ家・高い場所・遊び時間の確保
  5. 定期的な健康診断:年1〜2回の尿検査を推奨

まとめ

猫のFLUTDは再発しやすい疾患ですが、生活環境の改善と食事管理で予防・コントロールが可能です。異常に気づいたら早めに受診し、特に「おしっこが出ない」状態は緊急事態として対応してください。

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